【ホーチミン】レタントンにある岐阜屋が期待を超えておいしかったのでこの感動を共有したい

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ホーチミンのレタントンを歩いているときに見つけた「岐阜屋」。

ふらっと入ってみておいしかったのでおススメしたいんですが、

写真を撮るの忘れちゃったんですよね・・・。

そのためお店の内観をお届けすることができません。

苦肉の策で、少々の画像と文章だけで記事の作成にチャレンジしてみました。

以下、小説風にたしなめましたので暇があれば読んでください。

岐阜屋 ~なんだか癒される一人ご飯~

プロローグ

レタントンのヘムをふらふらと歩いているとひっそりとそのお店はあった。

その名も岐阜屋。

もう日も暮れたとはいえホーチミンの夜は暑い。

さらに今は雨季なのだ。

湿度もある。

体に纏わりつくようなその熱気から逃げるように、或いはその飾らない佇まいに引き込まれるように。

私は気がつくとえんじ色の暖簾をくぐっていた。

第一章:ファーストオーダー

「イラッシャイマセー」

海外の人特有の、表記するのであればカタカナでしか表せないイントネーションでとびきり笑顔の店員が迎え入れてくれる。

L字型のカウンターにテーブルが3つ。

二階にも席はあるようだ。

カウンターは所謂バーのように豊富なお酒が並んでいる。

お酒に拘っているお店は総じてフードが旨い。

これは私の経験則だ。

これだけで私はこの店にほのかな期待を抱いた。

よく見るとテーブルに座っている男たちは先ほど東屋にいた同士ではないか。

会話はなくとも裸の付き合いをした同士たちに不思議と安堵を感じる。

一方通行の目配せをした後、メニューに目を通した。

とりあえず、そうとりあえず、おつまみ三点セットを注文した。

生ビールに前菜3種がついている居酒屋でよく見るあれだ。

通常のメニューを頼むと予想外の大きさで提供されることがある。

若者たちが大好きな「シェア」を前提としたポーション。

三点セットであれば無難だというのも、これまでの経験から来たものであった。

第二章:職人

しばらくしてそれは運ばれてきた。

南瓜の煮物、サーモンのマリネ、一口カツ。

よく見ると手が込んでいる。

煮物の上にはナッツがまぶしてあり、食感にアクセントを加えている。

サーモンにはトマトのみじん切りが添えられていて爽やかな酸味をプラス。

カツも揚げたてである。

そこで気がついたことがある。

この店、卓上に調味料が置いていない。

ここに店主の自信を感じた。

「余計な味を入れなくてもいいんだよ。」

そう言ってくれた気がした。

いや、その通りだった。

それぞれに絶妙に味付けがしてあり何もプラスする必要はない。

南瓜もサーモンもカツも、素材の味が引き立っているのだ。

聞くところによると料理はオーナーである日本人の方が作っているらしい。

簡素な入口の佇まいといい、いろいろ納得させられた。

気づけば目の前の肴も空になったため追加でオーダーする。

鶏ささみとオニスラのポン酢和えをチョイスした。

第三章:小夜時雨

ふと、外を見る。

この時期特有の雨が空を包んでいる。

本来、私にとって雨は鬱陶しいだけのものだ。

移動もままならなくなってしまうし、店から出ることが出来ないではないか。

それにここはホーチミン。日本より足元が悪い。

ただ、この時だけは違った。

この雨は私に岐阜屋の滞在延長を促すには十分なものなのだ。

店に居られることを幸せに感じ、雨よどうか、まだひと時だけ降り続いてくれと願う――。

そんな私の腹積もりを知ってか知らずか料理が運ばれてきた。

先ほど頼んだ鶏ささみとオニスラのポン酢和え。

これも非常に旨い。

玉ねぎは辛みがなく柔らかい。

ささみも細かくほぐされて口の中で違和感なく玉ねぎとマッチするのだ。

上には七味が振りかけられている。

諸君はご存知かと思うが七味は思ったほど辛くない。

胡麻や山椒の香りがより食欲を促進させてくれる。

「ふう。」

空になったグラスを片手に私はビールのおかわりと、ポテトサラダを頼んでいたのだった。

第三章:大人のポテトサラダ

男はポテトサラダに惹かれる傾向にある。

どこぞのくだらない恋愛相談サイトにしばしばこのようなことが書いてある。

同感だ。

そしてたいていの男どもはこのポテトサラダに対して自分なりのこだわりを持っている。

食感を残すために粗く芋をつぶすだの黒胡椒を効かせるべきだの枚挙に暇がない。

かくいう私もポテトサラダは好物である。

しかし岐阜屋のポテトサラダには驚いた。

ポテトサラダに食べるラー油がかかっていたのだ。

確かにメニューには大人のポテトサラダと書いてあった。

ラー油の辛さがビールに合う。

すでに何杯飲んだか分からないビールだがまだまだいけそうである。

これを食べればくだらないこだわりなど吹き飛ぶであろう。

そう確信させるだけの逸品であった。

エピローグ

雨は上がっていた。

そう、旅立ちの時だ。

空模様同様、晴れやかな気持ちで私はこの店を後にしたのであった――。

おわりに

伝わりましたかね?笑

岐阜屋、一人でもみんなでもきっと楽しめますよ。

ではっ!