実際に海外ではたらいて、見えてきた海外就職の多様性

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海外で働く人たち

将来海外ではたらきたい-。

昔はそういう人たちを特別な部類のやつらだと思ってみていました、ぐりこ(@traveler_guri)です。

しかし、実際に海外ではたらいてみると、案外そうでもないというか、海外就職の実情みたいなのが少しずつ見えてきたので今日はそのへんを語ろうと思います。

海外ではたらくと一口でいっても、そのはたらき方はたくさん。

駐在なのか現地採用なのか、起業するのか・・・。

今後、海外ではたらきたいと思っている人には少しでも参考になれば嬉しいです。

ぼくが海外ではたらくことになったきっかけ

まず、はじめに。ぼくは昔から海外ではたらきたいなんていう願望は全くなく、「日本サイコーだぜ、ふぅー!」くらいの考えの持ち主でした。

当然というか、海外旅行にも興味はあるけどお値段も高いし、英語話せないし、・・・ってことで敬遠していて。

そんなぼくが海外に行くことになったのは、なんと会社の意向。

当時務めていた会社はIT系の中小企業で、ぼくはプログラマーとしてはたらいていました。

IT界隈はブラックが多いとかなんとかいうけど、ぼくの会社もそこそこブラックでしたね。

いや、残業代出てたからマシなほうかな?むしろ残業なかったら手取りが20万を切ってたから残業ありきの給与体系だったのかも。

徹夜なんて数えきれないくらいあったし無茶な納期に追われて何とかやってたわけです。まぁそんなことはどうでもいいか。

で、他部署の仲のいい先輩がある日ぼくを呼び出してオフショア開発に興味ある?って聞いてきました。

オフショア開発ってのは開発を国外でやる手法のことで、東南アジアなどの人件費の安いところで開発してもらってコストを抑えようってなものです。

会社としても初めての試みで、ベトナムのホーチミンに拠点を設けることに。で、あれよあれよという間にぼくもホーチミンに出張という流れになりました。拠点ができたから仕事のやり方などを視察してこいと。

よく考えたら他部署なのにそこまで根回ししてくれてた先輩すごいし、会社もよく経費出してくれたなー。

1週間のホーチミン出張。それがぼくのはじめての海外でした。

英語も話せないし、やってるプロジェクトも違ったしでその時はスタッフとまともにコミュニケーションとれませんでしたね。ただ、東南アジアの熱気というか、彼らの持つエネルギーに圧倒されて。このときの出張は、ぼくに強烈なインパクトを残していきました。

その後、なんやかんやあってその先輩が本格的にオフショア開発で独立して、ぼくもそれについていくことになって。いまでは東京とホーチミンの2拠点生活。年間の半分をホーチミンで過ごすことになりました。

ぐりこーげん
ぼく

まさか自分が海外ではたらくことになるなんて!

実際に海外ではたらいて見えた就職の多様性

ホーチミン生活もトータルすると1年半ほどでしょうか。現地での知り合いもできていろいろと話していくうちに、徐々に海外就職の実情が見えてきました。

ほんとうに、いろいろなはたらき方があります。

今後海外ではたらきたいという人は自分がどのはたらきき方をしたいのか、考えてみた方がいいかもしれません。

日本からの、いわゆる駐在員

昔は商社マン、いまだとぼくのようにIT系の人なんかも多いですね。

本拠地が日本にある企業の、日本からの駐在という立場で海外に来る人たち。

特徴としては、

point・日本ベースの給与(+手当など)

・住居などは会社負担が多い

・行き先を自分で選べない

・一定期間が過ぎたら日本に戻る

・通訳や運転手がつくことも

場所が海外なだけで日本のサラリーマンとそんなに変わらない感じです。

が、アジア圏だと生活コストが低いから贅沢してる人が多いですかね。日本にいるときの給与+日当もらって、毎日のランチは200円、なんて場合もあるので結構リッチ。

ただ、自分で選んでその国に行けるわけじゃないこと、永続的に済むわけじゃないことから、海外ではたらききたい人が日系企業で就職して・・・みたいなのは稀かも。

駐在員にアサインされるかどうかも未定だし、最近は駐在という流れ自体減少傾向です。

場合によっては秘書兼通訳がついたり、運転手が付いたりもあるけど大手の商社とかかな?

優秀な人は英語はなせるけど、大体の人は通訳頼み。家族を連れてきている場合もよく見かけます。

現地採用で企業に就職

大学生とかが海外ではたらきたいっていう場合の一般的なイメージはこれな気がする。多国籍な人が集まってて会話はもっぱら英語。カフェでミーティングしてる、みたいな。

特徴としては、

point・語学力が必須

・給与は現地ベース

・転職も多い

・もともと海外就職への憧れがあった人が多い

学生の時から語学留学にいってたり、英語を活かした仕事がしたい!って思ってたような人が就職の時に海外の企業を受けてそのまま就職というケース。

とうぜん周りに日本人は少なくコミュニケーションは英語がベース。話しかけてみると日本語を発したのは久しぶり、なんてケースも。

職種は様々で、不動産やら人材サービスやら。エンジニアでこのタイプはまだ会ったことないな。たぶん場所がアジア圏だからかな。シリコンバレーとかいったらいっぱいいそう。

日本でバイリンガルになるくらいだから基本的に優秀な人が多く、給与は高めの企業に勤めている。ヘッドハンティングなんかもあってイメージ通りの海外就職だと思う。

ただ、けっして甘くはないし華やかなだけじゃない。

シンガポールではたらいている友人は、年齢、キャリアに応じた給与がないとビザが更新できないから必死なんだよね、って言ってた。シンガポールは家賃がくっそ高いから15万円くらい払ってしかもルームシェアして住んでるそうだ。家賃のためにはたらいているようなもん、らしい。

これはどこの国に就職するかによってライフスタイルが変わると思うから、慎重に国を選んだ方がいいと思った。でも、英語が話せるならある程度どこでもはたらけるってことでもあり、うらやましい。

現地採用で対日本人向けの企業に就職

海外ではたらいてみて、意外と多いなと感じたのがこの人たち。海外に住んでいる日本人向けにサービスを展開している企業というのが一定数存在する。

例えば美容院や歯科医院、飲食店や日本人向けの不動産に保育園など。

一定数の日本人が住んでいたら、そこにはかならずこういった需要が出てきて、そこではたらく人は対日本人に向けてお仕事をしている。

特徴としては、

point・語学力不問

・給与は現地ベース

・日本人コミュニティ近くが職場

・海外ではたらきたくて求人を探した

もともと日本ではたらいていて、海外就職したくて出てきたという人が多い。でも語学がそこまで堪能じゃないから日本語でOKな職場ではたらいている。

こういうはたらき方もあるのかと驚いた。探してみたら結構こういった求人は多いみたい。

ホーチミンで借りているサービスアパートメントでも、隣人は日本人保育園の先生。日本の子供を見るから日本語しか使わないって言ってた。

美容室とか飲食店だと店長クラスは日本人、残りのスタッフは現地の人、ってのも多いから語学力ゼロは難しいかも。

正直、給与はそこまで高くないみたい。例えばベトナムだと月で手取りが1500ドルくらい。日本の大卒新入社員の初任給平均よりも低い。けど、生活コストが低い。そのうえ周りの国にすぐ遊びに行ける立地。

海外ではたらきたいけど語学力に自信がないって人はこういう求人を探してみるといいかもしれないなー。

海外で起業する人たち

この人たちのエネルギーは本当にすごい。法律も違うし、海外の口座を開設できるかとか、言語が違うのに現地で人を雇っているとか、いろんな問題を乗り越えて海外で起業する人たち。

いろんな理由があるだろうけど、日本より初期投資が低くすむとか、これからマーケットが大きくなると思ったとか。とにかく自分のセンスを信じて勇気をもって行動した結果なんだろうな。

特徴としては、

point・給与は自分次第

・とにかくビジネスに敏感

・語学力はない人も多い

・行動力がすごい

ただ、この人たちは海外ではたらきたいという願望よりも、この国でこのビジネスは成功するという先見の明で行動しているので好きな国ではたらいているとは限らない。まぁ嫌いならその国で商売はじめないと思うから、好きな国ではあるんだろう。

ホーチミンにもいろんなコンセプトの飲食店のオーナーがいるし、たまに飲み屋であうと面白いビジネスをやっている人がいる。

ノマドワーカー、モバイルボヘミアンというはたらき方

ぼくはこの記事をホーチミンにあるコワーキングスペースで書いているわけだけど、ここで同じようにパソコンをカタカタしている人たち。全員ではないにしろ、一部はノマドワーカーだと思う。

ノマドワーカーってのは場所にとらわれずにはたらく人たちで、パソコン一つあればどこでも仕事ができる。

たとえば、ライターやイラストレーター、フリーのエンジニアなんかも場所を選ばずに仕事ができるから海外を旅しながら仕事をしてもいいと思う。

特徴としては、

point・1つの国にとどまる必要がない

・フリーランサーがほとんど

・給与は自分次第(口座は日本)

・パソコンだけでできる仕事をしている

最近はやりの、よく耳にするはたらき方だと思う。なお、まだまだ数は少ない。

ぼくもこの生き方にすごく憧れていて、パソコンだけで自由に生きていけるようになりたいと思う。

あ、このブログを見ている企業の方がいらっしゃいましたら旅先の観光地に関する記事、書きますので依頼をお待ちしております(ヘコヘコ)。

この人たちはネットに接続できる環境さえあれば仕事ができるので、好きな場所ではたらけますね。ずっと同じ国にとどまるというよりはビザのタイミングなんかでいくつかの国をふらふら移動しつつ気が向いたら日本に戻ってくる。そんな生き方、はたらき方。

有名になってくると企業からのオファーで(旅費を出してもらって)海外に行って、その時のことを記事にしたりできるらしい。

簡単じゃないだろうけどそういう仕事の仕方も楽しいかもねー。海外ではたらきたい!の前に日本でもノマドワーカーできるようになって、それからの話になると思うけど。

海外ではたらいてみた感想

これも結構気になるところだと思う。海外ではたらいた人から見て、実際のところどうなのよ?と。

まぁ結論から言うと人によります。引きこもりがちな人は海外でも引きこもるだろうし、旅行に行きたくても現地採用でなかなかお金が貯まらないって人もいます。

ぼくは、普段の土日はカフェに引きこもってる。週に2日くらい日本食のレストランに行き、残りはフォーを食べたりちょっと自炊もする。お昼ご飯はスタッフと一緒にローカルの食堂。日本食を我慢すればもっとお金が貯まるんだけど、やっぱり和食は恋しい。

仲の良い友達と言えるほどの人はホーチミンにはいないから、2か月くらいお金を貯めて近くの国に一人旅。ラオスのルアンパバーンとカンボジアのシュムリアップは良かったなぁ。

最初の3カ月くらいは日本じゃないこのホーチミンで生活していることに対する興奮や不安もあったけど慣れたいまとなっては何も思わない。空港に着いた時の、わくわくとかもなくなった。

こうして改めて振り返るとぼくは海外就職にはそれほど向いていないから、あんまり参考にならない気がしてきた。んー、でも感覚としては上京に近いものをイメージしてもらえればと思います。

強烈な憧れもあるけど、慣れと孤独と。実家に帰ったときの安心感を羽田空港で感じている。

そうだ、自分で書いてみて、まさにこれですね。

地方の人が上京するように、日本人が海外ではたらく。実際にはたらいてみたら世界はそれほど暮らしにくくないし、人は思いのほか、慣れます。

(もちろん暮らしにくい国も、日本とのギャップが大きい国もあるからよく調べないといけないですね)

自分が海外ではたらくなんて全く想像してなかったし不安だったけど、やってみたらなんてことはなかった。これがぼくの感想の総括です。

ぐりこーげん
ぼく

期待しているほどの生活の変化はなかった・・・と思う。

おわりに:自分に合った海外就職の方法がきっとある!

海外ではたらきたいという人はどのスタイルではたらくのか、一度考えてみるといいかも。

語学力を付けてから・・・なんて考えなくても意外と求人はあるよ。

大学生だと海外インターンシップでイメージをつかむのもいいかも。

すでに社会に出てる人も安心。海外求人も取り扱っている転職エージェントもあります。

自分に合ったスタイルで海外生活を楽しんでね。

ではっ!